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『いま読むペロー「昔話」』 [書評・紹介]

工藤庸子訳・解説『いま読むペロー「昔話」』の書評が

1月5日(日)に信濃毎日新聞で、
1月12日(日)には朝日新聞で掲載されました。


信濃毎日新聞の評者はフランス文学者の山本省先生。

冒頭部分と文末はこのように書かれています。

「端正な物語 本質を浮き彫りに」

 これはグリム童話とはひと味違ったフランスの洗練された昔話である。シャルル・ペロー(1628~1703年)が、「過ぎし日の物語ならびに教訓」として書き残した八つの物語を、朗読に堪えうる達意の日本語に翻訳し、物語の本質を浮き彫りにするような解説を施すのが本書の狙いである。
(中略)
 瀟洒な文学作品の見事な翻訳と、物語の成立過程や隠された意味などを自在に語る解説を時間を忘れてゆったりと味わえる喜びは格別である。

信濃毎日20140105.JPG



朝日新聞の評者は哲学者の柄谷行人先生。

「グリムと異なり大人に向けて」

文末はこのように書かれています。

ペローは民俗学が出現する以前に、民話を意味を考えていたのである。彼はそこに「文学のふるさと」を見た、といってもよい。

書評全文は朝日新聞社の書評サイトに掲載されています。
こちらをご覧ください。
⇒ http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2014011400003.html

朝日新聞20140112.JPG


ちなみに朝日新聞で書評が掲載された1月12日はシャルル・ペローの誕生日でした。

もうひとつ偶然が。
1月5日の信濃毎日新聞で『いま読むペロー「昔話」』の隣に書評掲載されていた『わたしはマララ』(学研パブリッシング)、
1月12日の朝日新聞でも書評が掲載されていました。


山口晃『すゞしろ日記 弐』も1月12日(日)読売新聞にて、書評掲載されています。評者はエッセイストの平松洋子さんです。
読売新聞社のサイトに全文が掲載される予定ですので、その時に改めてご報告いたします。


いま読む ペロー「昔話」

いま読む ペロー「昔話」

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 羽鳥書店
  • 発売日: 2013/11/01
  • メディア: 単行本



わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

  • 作者: マララ・ユスフザイ
  • 出版社/メーカー: 学研マーケティング
  • 発売日: 2013/12/03
  • メディア: 単行本



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法律・美術書を中心に広く人文書を刊行する羽鳥書店の営業担当が書いています。

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