弁護士兼名画座館主の映画愛 [書評・紹介]
『新潮45』2016年2月号(新潮社)にて
内藤篤『円山町瀬戸際日誌』が紹介されました。
評者は文芸評論家の佐久間文子さん。
冒頭と文末の文章を引用します。
「今日という地獄をぶち破らない限り、オレに明日は来ないんだ」
本書で紹介されている映画「東京流れ者」の渡哲也のセリフを地で行く、二十一世紀に入って名画座「シネマヴェーラ」を東京・渋谷のラブホテル街の真ん中に立ち上げた映画館主の、「山あり谷あり」の十年の記録である。
本書を読めば昨今の上映環境の変化や問題点もよくわかる。なにより、映画館に飛んで行きたくなる。すぐれて求引力のある本だ。
内藤篤『円山町瀬戸際日誌』が紹介されました。
評者は文芸評論家の佐久間文子さん。
冒頭と文末の文章を引用します。
「今日という地獄をぶち破らない限り、オレに明日は来ないんだ」
本書で紹介されている映画「東京流れ者」の渡哲也のセリフを地で行く、二十一世紀に入って名画座「シネマヴェーラ」を東京・渋谷のラブホテル街の真ん中に立ち上げた映画館主の、「山あり谷あり」の十年の記録である。
本書を読めば昨今の上映環境の変化や問題点もよくわかる。なにより、映画館に飛んで行きたくなる。すぐれて求引力のある本だ。
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