傑作写真集 [書評・紹介]
高知新聞が発行しているフリーペーパー
高知で暮らす女性たちの応援紙『k+』vol.117
にて、石田榮写真集『はたらくことは、生きること』(羽鳥書店)の書評が掲載されました。
評者は夏葉社の島田潤一郎さんです。
一部を引用いたします。
「ぼくは三歳から東京でくらしているので、ふだんは標準語で話します。室戸に帰ると、おぼつかない土佐弁で話をします。それは幼いころの経験からきています。
まだ幼稚園児だったときに、室戸の祖父母の家へ行くと、いろんな人たちから「わあ、東京弁やね、これ、東京弁やとなんて言うが?」と聞かれました。そう言われて幼いぼくは恥ずかしくなって、なにもしゃべれなくなってしまいました。
(中略)
羽鳥書店から今年の七月に刊行された写真集『はたらくことは生きること』を見ていると、ぼくは祖母のことを思い出します。目頭が熱くなります。昭和三十年前後の生き生きとした高知の人びと、ある人は石を運び、ある人は鉄を割ります。子どもたちは自分たちより幼子を背に抱き、赤ん坊はゴツゴツした浜で寝ています。
(中略)
高知の人であれば一家に一冊持っていてほしいと思うくらいの傑作写真集です。」
『k+』vol.117のすべてのページがこちらのリンク先で読むことができます。島田さんによる書評は18頁です。
⇒ http://www.kochinews.co.jp/image/media/k_puls_vol117.pdf
『k+』のサイトはこちらになります。
⇒ http://tosasearch.com/kplus/
2016-09-27 10:08
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